話題のiDeCoまるわかり はじめた人はトクしている 「老後のお金対策編(後編)」

国の年金制度という安心感に加え、高い節税効果が話題のiDeCo(個人型確定拠出年金)。

今回は、老後のお金対策という視点から、iDeCoを有効活用する理由について、iDeCoの専門家であるファイナンシャルプランナー山中氏に聞いてみました。

[老後のお金対策編(前編)はこちら](https://mydc.life/okanenohint/bs-web-201707-01.html)

すべては自分次第自助努力が後半の人生の明暗を分ける

緒方 花穂里(以下:緒方)
iDeCoは国の年金制度ということでしたが、公的年金とはどのような点が異なるのですか?

山中 伸枝(以下 山中)
iDeCoは国の年金制度のひとつで、公的年金にプラスする私的年金。加入が自由で、自分で積み立てる自分のための年金制度です。公的年金は現役世代が納めたお金をその時の年金受給者の支払いにあてる賦課方式ですから、この点が大きな違いですね。

緒方
公的年金って、自分が支払ったお金を自分で受け取れないということに違和感を感じたことがあったのですが、iDeCoはその違和感を緩和する制度ですね。

山中
自分のための年金制度というのには、もうひとつ大きな意味があります。それは、「自分で加入するかどうかを決める」ことができて、「自分で積み立てる金額を決める」こともできます。さらに、そのお金を「自分で運用する」ことができますし、「受け取る時期を自分で決める」ことも可能です。もちろん、いずれも一定の範囲は決められていますが。

緒方
すべて、自分次第なんですね。まさに自助努力。

避けては通れない資産運用の不安はiDeCoならではの補助輪で解決!

山中
iDeCoは、国の年金制度でありながら、すべて自分の生活に合わせることができるという点がポイントです。その中でも「自分でお金を運用する」ことにトライできるというところが大きなポイント。

緒方
私を含め友人も、預金や生命保険以外のお金の運用は未経験です。知らないからこそ、不安も大きくて。とはいえ、ゼロ金利時代に生きる上では、いつかはじめなければならないと思ってはいるものの、なかなか機会がなくて。

山中
そんなジレンマをiDeCoは解決してくれます。

緒方
なにかサポートがあるのですか?

山中
まず、iDeCoはコツコツと積み立てながら、その口座の中で資産運用ができる仕組みです。その口座の中で預金や投資信託から好きなものを組み合わせて運用することができます。また、積み立てながら、資産運用をするので、大きなお金をドカーンと投資するわけではありません。

緒方
預金も選べるのですね。ちょっと安心しました。iDeCoはいくらから積み立てられるのですか?

山中
毎月5000円からはじめられます。加入者の状況によって上限額がありますが、自分で金額を決められます。さらに年1回見直して、積立金額を変更することも可能です。

緒方
それなら、私みたいな初心者でも預金と組み合わせながら、ちょっとずつ資産運用にトライできるわけですね。

山中
もうひとつ、iDeCoは先ほど紹介した節税メリットが特徴ですが、節税がお金の変動リスクを和らげてくれるという考え方ができます。いわば補助輪をつけながら資産運用ができるわけです。

緒方
先ほど、ご紹介いただいた、年収500万円の方が、月2万円をiDeCoで積み立てる場合、4万8000円の節税メリットがあるというポイントですね。

山中
それだけでも、十分な補助輪なのですが、iDeCoには、他にも運用時の節税メリットがあります。例えば、運用して利益が1万円出たとします。通常なら、 20.315%が税金としてかかり、運用益から差し引かれ、受け取れる利益は7969円となりますが、iDeCoなら、非課税なので、利益はそのまま 1万円!

緒方
ここでも、約20%の節税メリットがあるんですね。いろんな節税のメリットで、資産運用がはじめての方をサポートしてくれているのですね。

山中
さらに、例えばiDeCoを始める時に「MYDC」を窓口として加入手続きをすると、ロボアドバイザーが加入年齢などに合わせて、運用商品選びをサポートしてくれます。こういうサービスを利用することも重要ですよね。

緒方
ゼロ金利時代において、避けては通れない資産運用に、トライするツールとして、iDeCoはちょうどいいですね。

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これほどおトクに老後のお金対策ができるものは、他にはない!

山中
自助努力が後半の人生の明暗を分ける時代ですから、iDeCoをうまく使って老後のお金対策をはじめてもらいたいです。私は、長くファイナンシャルプランナーをしてきましたが、これほどおトクに老後のお金対策ができるものは他にはありません。国民全員に標準装備してもらいたいと思っています。

緒方
でも、国の年金制度だから、手続きが大変そうな気がします。毎日、仕事で忙しいですし。

山中
iDeCoは国の年金制度ですが、加入の手続きは民間企業に任せています。その中でも、「MYDC」は、WEBでカンタンに手続きができる、iDeCo専門の会社。申し込みの手続きは10分程度で完了するので、スキマ時間にスマホでもパパッとできて、とても便利です。

緒方
それならランチの合間にもできますよね。わざわざどこかに出かけないといけないのかと思っていました。

山中
いつかやろうと後回しにしていては、また時だけが過ぎてしまいます。夏休みの宿題と一緒(笑)こういったサービスをうまく活用して、少しでも早く、iDeCoデビューしてもらいたいと思っています。ほぼ全員の国民が誰でも使える権利を使わないなんてもったいないです!

老後のお金対策編(前編)はこちら


対談者紹介

山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ 代表取締役
どこの金融機関にも属さない中立公正な独立系ファイナンシャルプランナー。
近書に「ど素人が始めるiDeCo(個人型確定拠出年金)の本」(翔泳社)。

緒方 花穂里
株式会社ベネフィット・ワン 東日本営業部 法人グループ CSチーム チーム長